特定非営利活動法人クリーンナップフロンティア設立趣旨書
海と私たちの生活
海は地球上で最も貴重な資源の一つであり、私たちの生活や地球の生態系にとって極めて重要な役割を果たしています。そこには魚、植物、海洋哺乳類、甲殻類、海鳥など多種多様な生物が生息し、食物連鎖や生態系のバランスを保っています。
海洋ゴミの問題
しかし、近年では大量のゴミが海に漂流し、海洋生物に深刻な影響を与えています。例えば、プラスチック袋や漁網が生物に絡まり、窒息や動きの制約、最悪の場合は死亡を引き起こします。さらに、不可分解性の高いプラスチックは長期間にわたり海中に残り、有害物質を放出し続けるため、生態系に大きな変化をもたらします。
ゴミの発生源とその影響
これらのゴミの多くは街から流れてきます。街中で放置されたゴミが水路を通じて海に流れ込み、海洋環境を汚染しているのです。そのため、街と海のゴミ拾い活動を通じてゴミを減らすことが重要です。
ゴミ拾いの意義と広がり
ゴミ拾いは、足元から環境を見直すきっかけとなります。ゴミを拾うことで、日常生活の中でゴミの存在に敏感になり、ポイ捨てをしなくなる人が増えます。また、定期的な活動を続けることで、その姿勢に共感した人々が参加し、環境保全意識の向上にもつながります。さらに、ゴミ拾いと並行して公園の花壇に花を植える活動を行うことで、自然の大切さや美しさを伝え、街を美しく保つモチベーションを高めることができます。
これまでの活動と課題
私たちは任意団体として、街と海のゴミ拾いや緑化活動を推進してきました。ポストカードやホームページ、SNSで情報を発信し、多くのボランティアとともに活動を続けています。しかし、任意団体であるため社会的信用が不足し、ボランティアの募集や企業との連携、自治体事業の受託に課題がありました。
NPO法人化の決意
こうした課題を解決し、活動をより効率的かつ広範に展開するため、私たちは特定非営利活動法人(NPO法人)化を決意しました。NPO法人になることで、総会の実施や書類作成・情報公開を適切に行い、社会的信用を得ることができます。これにより、自治体や企業との連携が容易になり、より多くの人々が参加できる活動基盤を整えることが可能になります。
未来へのビジョン
私たちは、街と海をはじめとする自然環境の保護活動を通じて、地域の環境保全や自然破壊の改善に努めます。そして、未来の子どもたちが住みやすい街と海の環境を築き上げることを目指しています。
特定非営利団体(NPO法人)関連サイト&提出資料
- 令和5年
- 令和6年
~ 準備中 ~